売却ブログ
2025.08.31
新耐震ってなに? 旧耐震ってなに?質問されました。

不動産売却アドバイザー 山本です。
昨日訪問したお客様の家が1981年12月新築でした。
新耐震なの?旧耐震なの?そもそも新耐震はなに?旧耐震はなに?
との話になりました。むずかしいですね~
★「旧耐震」と「新耐震」は、建物の耐震基準が変わる前か後かを示す言葉です。
耐震基準の切り替え
■旧耐震基準
1981年(昭和56年)5月31日までに建築確認を受けた建物。
→ 「震度5程度で倒壊しないこと」が基準。
つまり、大きな地震(震度6や7)までは想定していません。
■新耐震基準
1981年(昭和56年)6月1日以降に建築確認を受けた建物。
→ 「震度6強〜7程度でも倒壊しないこと」「震度5強程度では
損傷しないこと」が基準。
阪神淡路大震災(1995年)や東日本大震災(2011年)でも、
旧耐震の建物より倒壊被害が少なかったと報告されています。
但し、注意点があります。
・「1981年6月以降に建てられた」ではなく、建築確認申請を
出した日が基準になります。
(建てる前に役所に出す書類の日付で判定されます)
・1981年の前後は「新耐震かどうか」の確認が重要です。
それでは旧耐震は解体しなければいけないの?
いいえ!家をしっかり管理していたとか、家に価値があるものでしたら
江戸時代の物件でも潰さなくでいいかもしれません。
古民家なんかも長続きしますよね。
例えば
①耐震診断・耐震補強をして使う
自治体によっては補助金が出る
リフォームして住み続けることも可能です。
②そのまま使う
費用をかけずに済むが、地震リスクは残ります。
売却時は買主がローンを組みにくくなる(価格が下がりやすい)
③解体して更地にする
建物が古く、維持費や地震リスクを避けたい場合に有効
更地にすると買い手がつきやすいケースも多い
リノベースは家を活かすことを何より大事にしています。
でも、費用対効果を考えた場合何がお客様により良いか提案しなければなりません。
まず、心配でしたら不動産の専門家に聞いてみるのが良いかと思います。