売却ブログ
2025.07.07
空き家は匂う、なぜかいきなり古くなる。

不動産売却アドバイザー 山本です。
人が住まなくなった家はなぜか匂うし、寂しくもいきなり古くなってしまいますよね。不思議なものです。
夏は特に熱くなり匂いが酷くなるケースが多いです。売るにしても
売れる前まではきちんと管理しないと、場合によっては売れなくなる原因になったりします。
売却までの空き家を管理するときの注意点に関して少しお話したいと思います。
1. 通風・換気
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長期間締め切ると、カビ・腐敗・異臭の原因になります。
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月1回程度は窓や戸を開けて換気しましょう。
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換気扇や除湿剤も活用すると効果的です。換気扇はなるべ付けておくことが良いかと思います。
2. 湿気・カビ対策
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押入れや収納スペースも開けて通風をしましょう。
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除湿剤・炭・新聞紙などを置いて湿気取りが役に立ちます。
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除湿機の設置や定期稼働しておくとなお有効です。
3. 害虫・害獣対策
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ゴキブリ、蚊、ハチ、ネズミなどの発生源に注意しましょう。
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排水口に水を定期的に流して封水切れ(悪臭・害虫侵入)防止。
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室内外のごみや食品残りなどを完全に処分しておきましょう。
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殺虫剤・忌避剤の設置も有効です。
4. 庭・雑草・植木の管理
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放置すると害虫の発生源や不法投棄、火災リスクになります。
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草刈りや剪定を定期的に実施しましょう
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隣地への越境がないか確認することも大事です。(引渡し時に越境がないようにする必要があります。)
5. 防犯対策
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空き家が狙われやすい夏休み・お盆シーズンは特に注意。
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郵便物・チラシが溜まっていないかチェック。
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人の出入りがあるように見せる工夫(タイマーライトなど)。
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センサーライトや監視カメラも有効。
6. 台風・豪雨への備え
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夏は台風・ゲリラ豪雨が多発。
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雨樋の詰まり確認、屋根・外壁・窓の破損の有無をチェック。
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飛ばされやすいもの(植木鉢、物干しなど)は室内へ。
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万一に備えて火災保険・地震保険の見直しも検討。
■ 管理の方法(自分で or 委託)
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定期的に通えるなら自分で。
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難しい場合は、「空き家管理サービス(業者)」に委託も可能。月1回の見回りサービス(写真付き報告あり)
家を売るというのは、次の方に大事に使って頂くことを前提とします。
自分が考えて「私ならこんないえいやだ~」になりますと、たぶん買う為に見学んなさった方も「買いたくない」になるかと思います。
大事な家の売却だからこそ次の方に大事に住んでもらう為にも最低限の管理はしておきましょう。