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2025.12.02

相続登記の義務化で必須!土地の名義変更にかかる費用総額と相場

相続登記の義務化で必須!土地の名義変更にかかる費用総額と相場

親から土地を相続したとき、多くの方が「名義変更の手続きはどうすればいいのだろう」「費用は一体いくらかかるのだろう」といった疑問を抱くのではないでしょうか。
特に2024年4月からは、不動産の相続登記が義務化され、手続きの重要性が増しています。
相続した不動産の名義をそのままにしておくと、将来的に売却できなかったり、罰則が科されたりする可能性もあります。
そこで今回は、土地の相続登記にかかる費用について、その全体像や内訳をご紹介します。

土地の相続登記にかかる総費用は?

主に登録免許税・書類取得費・司法書士報酬の3つで構成される

土地の相続登記にかかる費用は、大きく分けて3つの要素で構成されています。

・登録免許税
法務局に登記を申請する際に国へ納める税金
・書類取得費
手続きに必要な戸籍謄本などを役所で取得するための手数料
・司法書士報酬
手続きを専門家である司法書士に依頼した場合に支払う報酬

このうち、登録免許税と書類取得費は、自分で手続きをしても必ず発生する「実費」にあたります。
司法書士に依頼するかどうかで、総額が変わってくるという仕組みです。
まずは、この3つの費用があることを押さえておきましょう。

司法書士依頼時の総額は十数万円から20万円程度が目安

では、実際に司法書士に手続きを依頼した場合、総額はどのくらいになるのでしょうか。
これは相続する土地の価値や、相続関係の複雑さによって大きく変動しますが、一般的なケースであれば総額で十数万円から20万円程度がひとつの目安となります。

例えば、固定資産税評価額が1,000万円の土地であれば総額15万円前後、3,000万円の土地であれば23万円前後になることが多いようです。
もちろん、これはあくまでシンプルなケースの目安です。
相続人の数が多かったり、複数の土地を相続したりする場合は、費用がさらに加算されることもあります。

自分で手続きすれば司法書士報酬(5万〜15万円)が不要になる

費用を少しでも抑えたい場合、自分で相続登記の手続きを行うという選択肢もあります。
その場合、司法書士に支払う報酬が不要になるため、その分だけ費用を節約できます。
司法書士の報酬相場は5万円から15万円程度なので、この金額が浮くのは大きなメリットと言えるでしょう。

ただし、自分で手続きをする場合は、必要書類の収集から複雑な申請書の作成、法務局とのやり取りまで、すべて自分で行わなければなりません。
時間や手間がかかるだけでなく、専門的な知識も必要になる点は理解しておく必要があります。
 

相続登記の義務化で必須!土地の名義変更にかかる費用総額と相場

各費用の内訳と相場は?

登録免許税は「固定資産税評価額×0.4%」で計算する

費用の内訳で最も大きな割合を占めることが多いのが、登録免許税です。
これは以下の計算式で算出されます。

・登録免許税=固定資産税評価額×0.4%

「固定資産税評価額」とは、固定資産税を計算する基準となる価格のことで、毎年春ごろに市区町村から送られてくる「固定資産税の納税通知書」に記載されています。
例えば、評価額が2,000万円の土地であれば、登録免許税は「2,000万円×0.4%=8万円」となります。
なお、遺言によって相続人以外の人に土地を遺贈する場合は、税率が2%に上がるため注意が必要です。

司法書士報酬の相場は5万〜15万円程度

司法書士に相続登記を依頼した場合の報酬は、現在自由化されており、事務所によって料金体系が異なります。
一般的な相場としては、5万円から15万円程度とされています。

ただし、この金額はあくまで基本的な手続きに対する報酬です。
以下のようなケースでは、追加の報酬が発生することがあります。

・相続人の数が多い
・相続する土地が複数あり、管轄の法務局が異なる
・数世代にわたって相続登記がされていなかった(数次相続)
・遺産分割協議書の作成も依頼する

正式に依頼する前には、必ず見積もりを取得し、どこまでの業務が含まれているのかをしっかり確認することが大切です。

戸籍謄本などの書類取得費用は数千円からが目安

相続登記の手続きでは、被相続人(亡くなった方)や相続人の関係を証明するために、多くの公的な書類が必要になります。

・戸籍謄本
1通450円
・除籍謄本・改製原戸籍謄本
1通750円
・住民票の写し
1通300円程度
・固定資産評価証明書
1通300円程度

1通あたりの手数料は数百円ですが、相続登記では被相続人の「出生から死亡まで」の連続した戸籍謄本などをすべて揃える必要があります。
そのため、合計すると数千円から、相続関係が複雑な場合は1万円を超えることも珍しくありません。
これらの書類取得にかかる実費も、あらかじめ見込んでおきましょう。

相続登記の義務化で必須!土地の名義変更にかかる費用総額と相場

まとめ

土地の相続登記にかかる費用は、「登録免許税」「書類取得費」「司法書士報酬」という3つの要素から成り立っています。
司法書士に依頼した場合の総額は、土地の評価額にもよりますが、十数万円から20万円程度がひとつの目安です。
費用を抑えるために自分で手続きすることも可能ですが、その場合でも登録免許税などの実費は必ずかかります。
2024年4月から相続登記は義務となりました。
費用について正しく理解し、計画的に手続きを進めていきましょう。